0006「舞妓はレディ」(2014年)

舞妓がひとりしかいなくなってしまった京都の小さな花街・下八軒の老舗お茶屋・万寿楽(ばんすらく)に、どうしても舞妓になりたいという少女・春子が現れる。花街の厳しい、しきたりや稽古、慣れない言葉づかいに悪戦苦闘。そしてある日、突然声が出なくなってしまい。周防正行が、京都を舞台に舞妓になるために頑張る少女の成長物語を、数々のオリジナルソングが彩るミュージカル仕立てで描く。監督・脚本は周防正行。出演は上白石萌音、長谷川博己、富司純子ら。

監督の周防正行が前々より温めていた必殺のネタ、タイトル類似で米国の「マイ・フェア・レディ」(1964年)を日本の芸者に置き換え、野暮な少女を立派な女性(舞妓)に変身させる話。「マイ・フェア・レディ」に「舞妓はレディ」の強引ダジャレである(苦笑)。京都に実際にある「上七軒」を知っている人には、劇中の花街「下八軒」の小ネタも、そこそこ面白い。映画の中で大学教授の長谷川博己ら、周りの皆がなぜか上白石萌音の方言矯正にこだわるのは、元ネタ「マイ・フェア・レディ」から来ている。周防組でヒロインをイジメる汚れ役は渡辺えりと思ったら、草刈民代で驚いた。後に明かされる「上白石が舞妓になりたい理由」が、なるほど。実は彼女の母親も舞妓であり、老舗お茶屋の富司純子と顔見知りで、富司は上白石が舞妓志願に来た時から、彼女の出自をそれとなく知っていたとのこと。ミュージカル仕立てなので、中途でいきなり皆が歌い出すのには初鑑賞の際、多くの人が戸惑うかも。4(5点満点中)

舞妓はレディ

舞妓はレディ

  • 上白石萌音
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